びいだま


「キャッ!」



ぐいっ、と腕を引っ張られたかと思うと、目の前にユウの大きな胸がいっぱいになった。



「ありえないから。そんなの絶対・・・ムリ」



ぎゅっ、と私の背中にまわされた腕に力がこもる。




「ダメだよ・・・・絶対ダメ・・・果歩」



ユウの振り絞るような声に、目を閉じた。




「・・・・俺がこんなこといえない、ってわかってる。けど、絶対にもう果歩を離したくない」



「・・・・勝手だよ」



勝手だよ。ユウ。



「・・・そうだよ。俺すげー勝手。勝手だけど、絶対に果歩を離さない。俺の未来は果歩がいないとありえない、ってわかったから・・・・」



「未来・・・」



「あぁ」



未来。



「信じて・・・いいの?」