びいだま


この話は、彼にとってもしかして酷なことなのかもしれない。


けど…私は彼を信じる。


帰って来てくれたユウを信じる。



「ユウ・・・・カワハラさんがなくなったのは、あの事故が原因じゃないんだって。元々の持病が発作になって出たらしいんだ・・・・それをぜひ彼に伝えてください、って奥さんが言ってたの」



「・・・・え・・・?」



「きっと気にしてるんじゃないか、って・・・ずっと気になってたらしいんだ。それを・・・伝えたかったけど・・・・どうやって連絡をとっていいのか、わからなかったって。ごめんなさいね、って・・・・」




両手で顔を覆って空を見上げたユウの横顔に、キラリと光る粒がこぼれた。