びいだま


カワハラさん。



事故の時に、ユウの隣に座ってた人。



ユウを助けてくれた人・・・・。



その奥さんが、病院に訪ねてきてくれたあの柔らかな日差しの午後。



そこで告げられた想いを、今ユウに伝える。



「カワハラさん。息を引き取られた時、嬉しそうに笑ってた、って。ユウに会えたこと、とても喜んでたって・・・・嬉しそうに写真のこと・・・好きな、人のこと・・・・教えてくれた青年がいたって・・・・」




ユウが驚いたように目を見開いてから、戸惑ったように少し口の端をあげてうつむいた。