びいだま


誕生日、おめでとう・・・?



「だよな。びっくりするよな・・・・。果歩の18歳の誕生日。俺にとってはじめてのお前の誕生日に、どうしても一緒にお祝いしたかった。ガキだけど・・・・小畑さんに頼んで少し早めに帰らせてもらったんだ」



私の誕生日?



「おめでとう、って言いたかった・・・全部過去形で・・・ホント・・・・間抜けだけど」



あの日・・・・!



ユウが日本に帰ってきた理由。



それが・・・・これ・・・・



視線を落とした先。



ユウが大事そうに見つめるリングがピカピカと光り輝いた。




でも・・・・それなら。



「それなら・・・・」




私は、目を閉じ深呼吸をした。



「それなら・・・・いなくなる理由なんて・・・・」


ないでしょ?


そう続けようとした私に、ユウは少しさみしそうに笑った。