びいだま


ざぁっ、と風が長い草を揺らし、私の頬を撫でていく。



と同時に、ビー玉がキラッ、と太陽の光を反射して強く瞬いた。



思わず再び目を閉じた時に・・・・




「果歩っ!」




・・・・聞こえた私の名前を呼ぶ声に、体が小さく跳ねる。