「ユウ?」 ユウが見つめる先の窓から月の光が漏れこぼれている。 金色の光が、すごく・・・・なんていうか、怖いほど綺麗。 もちろん、忘れることはきっと出来ないだろうこの夜のことをこれからもずっと彩り続けていくんだろうな、ってなぜか思った。 「ずっと、こうしてたいな・・・」 「うん・・・・」 流れる時間がなければいいのに。 そうしたら、バイバイなんていわなくてもいいでしょ? ずーっと、一緒にいられるでしょ? もし奇跡が続くのなら、お願い。神様・・・・このまま時間を止めてください。