卒業式……



その言葉に、私達2人とも口を一瞬つぐんだ。



マアコと皆一緒に卒業式しようね、って笑いあったあの約束を、しんとなった部屋の中、きっとみんな思い出してる。



「そっか……」


コマキのつぶやいた声が部屋の中で沈んで消えた。



「じゃあ、マアコと4人で卒業式を……」


と言いかけたコマキの言葉にユウの声が重なった。



「ごめん…」



皆が、ユウを見た。