「ユウ・・・・・・もう、大丈夫だから。一人じゃないんだよ?瑞貴も、コマキも・・・・・・私も、そばにいるから。離れたりしないから・・・」
ユウが大きく肩を揺らして、必死で嗚咽をこらえる声は、時々外から聞こえるキャンプファイアーの音にまぎれていく。
ユウ・・・・
ユウ・・・・・っ!
いつの間に、こんなに好きになってしまったのかな。
一度は拒絶された想いも、
マアコのことで傷ついた気持ちも、
この気持ちの前には何の障害にもならないんだ。
知れば知るほど、どんどん気になって、
ますます、好きになってしまう。
こんな気持ちにさせるのは、ユウしかいないんだよ。
だから、私は、伝えるよ。
もう一度・・・・ううん、何度でも。
「・・・・大好きだよ、ユウ」
大好き・・・・・
大好き・・・・・・・・!

