「てか、俺が勝手に決めてたのかな・・・・」



「ユウ?」



「さっき、瑞貴にどなられたよ・・・んで、マアコにも・・・・・」



ユウ・・・・。



「隠してるつもりだったのに・・・・見ないつもりだったのに・・・・・・・自分の気持ちなんて見なくてもよかったのに・・・・・正直になれ、自由になれって、あいつら言うんだ・・・・本当、かっこわりぃ・・・・一体なんのために・・・・てか、なにをしてたのかな・・・・・・俺」



ユウは頭を落としてうつむいた。



ユウ・・・・・っ!



「ユウ、マアコが言ってた・・・・ユウに感謝してる、って。ユウや瑞貴がいっぱい支えてくれて、助かったんだ、って・・・・言ってたよ・・・?かっこわるくなんてない。ユウはかっこわるくなんてないからっ」



「そっか・・・・」




思わずつかんだ、シャツの裾の先のユウの肩が少し震えてるような、気がして、



私はたまらず、そして思わず彼を抱きしめていた。



ユウが好き。


好きで、大好きで・・・・そして、すごく愛しい。