「あおきぃーぃぃ」 デブがカレーの皿を持ってでぶでぶ戻ってきた。 「もうあと一皿分しかねーし! 黒沢お前もう絶対食うな!」 その割りには手に持った一皿分が、軽く三人前はある。 「つーかその皿もはやどんぶりじゃん!」 「お前が食えって勧めたんだろ」 あたしと黒沢のツッコミが被る。 うあああ 「なにそのシンクロ!いいな!」 みっちゃんがすかさず入ってくる。 「いいなって……」 「黒沢!お前年齢不詳のくせに生意気だ!」 酔ったみっちゃんがよく分からないことを言い出す。