「ねぇねぇ。遥王子ぃ」




「ん?何?」





ココロロのひとつ上のテテが言った





「そろそろ、白雪姫が目を覚ましたって、女王の城で噂だってるんじゃない?」




「・・・そうかも!!ど、どうするの?」




「大丈夫だよ。殺しはしないし」




「で、でもっ・・・!」





いつ、毒の飲まされるかわからない




どんな変装で、女王たちがくるか、分からない





「まぁ、大丈夫だって。いざとなれば、俺、反撃するから☆」




「いや、無表情な顔で『☆』をつけられても・・・」





遥は、どんどん不安になっていったのであった