一方、女王の城では...




「あ、白雪姫チャン目ぇさましたんやぁーー♪」




「はぁ?アナタ、何を言ってるのよ?」




「いやいや、目ぇさましたって言っただけやで?」





関西生まれの魔法の鏡は、ルンルンと鼻歌を歌っていた





「あ!本当ですね!女王様!見てくださいな!白雪姫が、花畑であそんでいますよ!」





今年19のレオは、双眼鏡を手に、窓から見ていた





「何をっ・・・!このワタクシが、わざわざこの城から出て行ってまでしたのに・・・!!」



「まぁーまぁー女王サン?カルシウムたりてる?俺の好きな、牛乳飲む?あんまり怒ると、シワがふえー「うるっさいわね!!そんなセリフ、台本にあったかしらぁ!?」



「ないよなぁ」



「だったら黙ってらっしゃい!!」



「じょ、女王様ぁ・・・もういいんじゃないです「だまらっしゃいぃ!!」



「・・・・・」




魔法の鏡と召使いのレオは、女王様を見つめた