「うぅ・・・ひっぐ・・・う、っぐ・・・」




「え、と、・・・俺、悪いことでもしちゃったかな?」





「う、うわぁぁぁああぁああぁぁん!!」





『白雪姫は、黙ってろ!!』





こびと達全員に、言われた白雪姫は、ちょっとしょげてしまったのであった






「う、っ・・・ひっ・・・ひっ・・・」




「な、泣きやみましたか?」






トトが心配そうに、遥の顔色をうかがった






「だ、大丈夫・・・もう、私は、女は、捨てた・・・し」





「・・・女は捨てたって・・・どういうことですか?」






トトが、また表情を変えていった



真面目な顔になって、遥の顔を見つめていた






「あぁ・・・えっとね?」





ちょっと半泣き状態のまま、遥は語り始めた