実はホントは白雪姫は、『王子様』、だったのです!





「・・・・ん」






「し、白雪姫ぇ!!」






「・・・あれ?眠ってた?」






ぼぅっとしている様子の白雪姫は、綺麗なお箱から立ち上がった






「・・・キミは、誰?」




「あっ!え、と・・・遥です」







遥は、一瞬思った





 あれ?なんだか・・・女の子っぽくないな




女を捨てた私が、言うのもなんだけど





声はちょっと低いし






もし男の子としての例えだったら、きっと高い方の声