「結陽ずきん、狼には十分気を付けるのよ!」



「分かってる!行ってきます」



結陽ずきんは、お母さんに頼まれたものをおばあさんに持っていくために森へ入りました。



中に入れば入るほど森は薄気味悪くなりました。


カサカサ葉が擦れる音にもビクついてしまう結陽ずきんは、とうとう泣き出してしまいました。