ピピピピピピピピピピ…

ハッ!
「……ゆ…め…??」

カーテンから差し込む光と鳥の泣き声が朝だという事を知らせている。
夢から現実へと引き戻された私の頬には泣いた痕跡があった。

(昔の夢…。)

高校に通い始めて一週間。
また今日もくだらない1日が始まる。