「雪音ちゃん大丈夫?」 美姫さんがそっと手をゆすってくれている。 気分が悪くなった。 思い出したくないのに脳裏にしつこいくらい貼りついて、決してはなれてくれることのない あの記憶… 淳也は私の初めての彼氏だった。 妹のさくらを私とお兄ちゃんから奪った初めての彼氏…