俺はアンドロイドちゃんの雪のように白い肌を思い出した。


昨日少し触れただけなのに、まだその感覚が手のひらにはっきりと残っている。



俺はなんだかモヤモヤした気持ちのまま、いつものようにコンビニへ向かった。













「ちょっと遅いよ~」


店長がムスッとしながら俺に投げかけた。


「すみません。寝坊しちまって…」


店長はこのコンビニでは母ちゃん的存在だ。


女性として意識するには少し歳がいきすぎているが、心が温まる、素敵な人だと思う。




あ…いた。



俺はスタッフルームの端っこで、バイト仲間の東美姫(アズマミキ)とあまり楽しくなさそうにしゃべっているアンドロイドちゃんこと雪音を見つけた。



あの2人が話しているのを見るのは初めてだ。



「何仲良く話してんの~??」



俺は2人の背後から声をかけた。