「最近さ、エリの調子どう?」

「エリ…?涼も会ってるやん?」

「うん。まぁそうやけど…」


何で2人でおる時に、エリの話なん?と、イライラした。

そんなあたしに、涼は起き上がってベッドに座って、真剣な顔であたしを見た。

急に起き上がった涼にびっくりしながらも、腕枕を外されたあたしは、悲しくなった。


「あのさぁ、朝日は知ってると思うけど…」

「ん?」

「あいつさ、最近はシャブしとらん?」

「はっ?」

目を点にするあたしに、「えっ?一緒に住んでるやん?知らんの?」と言う。

驚いているあたしの顔を見て、涼はしまった…という顔をした。


「シャブって…どうゆう事?」

涼は隠せないと思ったのか、正直に話してくれた。

あたしの知らない、涼とエリの過去を…