ホテルに向かうタクシーの中から、涼はお店とはうってかわってあたしに甘え出した。

「朝日~。
やっぱお前とおると、癒されるわ~」

あたしの肩にもたれながらも、手はあたしのスカートの中に入ってくる。

おいおい…

そう思いつつも、そんな涼がかわいかった。


ホテルの部屋に着くなり、「俺もう、我慢出来ひん!」と、涼は覆いかぶさってきた。

「ま、待って!シャワーは!?」

そんなあたしの言葉は無視され、涼はもう止まらないみたいだった。

最初は乱暴な手も、あたしが受け入れた途端に、すごく優しくなった。

「朝日…朝日…」

そう言いながら、あたしの上で果てた涼。

やっぱりあたしは、この人が好きやなぁ。

しみじみ思った。

そしてエッチも終わり、涼の腕枕に横になっていると、涼が言った。