そんなあたしの心配をよそに、2人は楽しそうに話している様子だった。

何話してるんやろう…

気になって仕方なかった。

昨日とはうってかわって、ゲラゲラ笑いながら話すエリに、少しイライラした。

あたしも涼の事好きやのに…

エリの為に我慢してるのに…


そしてエリは、「ほな今から行くし、着いたら電話するわ~!」と言って、電話を切った。

「はっ?」

びっくりしているあたしに、「だって涼しつこいねんもん!いいやん、久しぶりに、2人で行こうや~」と、笑って言った。


涼と会える。

嬉しい気持ちもあったが、3人で会う事にかなり抵抗があった。

あたしが涼とエッチするようになってからは、3人で会う機会はなかったから。

複雑な気持ちのまま、居酒屋を後にして、涼のお店に向かった。

エリは、「久々のホストじゃ~!」と、騒いでいた。