エリは早速、涼に電話をかける。

「引越し終わったし、引越し祝いで今から行くわぁ!」

涼はあまりの早さに、かなり驚いているようだった。

「まぁ今から行くから!」


あたしはまた涼に会える嬉しさと、初めてのホストに行く緊張で、いっぱいだった。

「ドキドキしてきた…」

エリはそんなあたしを見て、笑っていた。


またまたタクシーで、涼のお店まで向かう。


「てか朝日は涼口座なん?」

「え?」

「いや、一応あたしも、涼口座やん?」


そっかぁ…そらそうやんな…

浮かれていたあたしは、そんな事考えもしなかった。

涼以外の人にした方がいいやんなぁ…

でも涼以外に、気にいる人なんて、出来るかなぁ…


1人で考えているあたしに、エリは、「まぁ店入ってから考え!」と言った。

エリはあたしが涼口座にしたら、気悪いよなぁ…