それから何日かが過ぎた。

あたしはエリと顔を合わさないように、涼のお店に良く飲みに行った。

昔みたいに、お店が終わった後には涼とホテルに行き、涼に抱かれたりしながら、あたしはまた以前のように、涼にハマっていった。

そもそもエリに遠慮して、今まで我慢していたんだし、これで普通なんやって思った。

エリはもう、子供をおろしたんやろうか…

少し気になったけど、考えないようにした。


たまに家でエリと顔を合わしても、あたしはエリと目も合わさず、自分の部屋に入った。

エリは何か言いたげな顔をしていたが、放っておいた。


なぁ、あんたと一緒に、いつかどっかで、幸せに暮らしたいな…

それは叶わへん夢やけど…

目を閉じれば、2人楽しそうなあたし達が、目に浮かぶよ…