涼は5人の中でも1番偉い人らしく、その一言で他のﾎｽﾄ達は黙り込んだ。

そして1対1で、普通に世間話をして、時間が過ぎていった。

他のﾎｽﾄ達はﾌﾘｰだったが、涼だけはあたしを、指名してくれた。

涼は整った顔やのに、喋る事はあほみたいで、あたしは大笑いしながら、楽しい時間は過ぎた。


1時間ほど過ぎて、涼達はﾁｪｯｸをした。

最後に涼は、涼「また気向いたらおいで」と言って、あたしに名刺を渡した。

「ありがとうございま～す！」


そうしてその日は周年ということもあり、閉店までひっきり無しにお客に付いた。

そして閉店後…


更衣室で着替えていたあたしに、「お前ええ加減にせえよ？」と、誰かの声がした。

振り向いた瞬間、ﾄﾞﾝｯ…勢い良く、あたしは後ろに吹っ飛んだ。