そのあとは亮平君と二人で、文化祭まわって何が楽しかったかとか、お互いにノロケあった。 強力な仲間ができた気分だ♪ 『んじゃ、今日サッカー部で文化祭の打ち上げやるから、ミヤは任せとけ!』 「ありがと♪わたしも明菜に亮平君のことプッシュしとく!」 この時は幸せな気分に浮かれて、いろんなものが見えてなかったんだ。 全てが簡単に上手くいくわけじゃない。 春のわたしのように、涙を流す子がいるなんて…知らなかった。 .