まさかのお揃い… 私は何も言ってなかったのに欲しいってわかってたのかな? それともミヤ君もお揃いがほしいって思ってくれてたのかな? どっちにしろ、嬉しいことにはかわりない。 ミヤ君が選んでくれたものを身につける。 それだけで世界一幸せな女の子になれた気がした。 「…ありがとう。」 『どーいたしまして♪』 そう言ってミヤ君が手を差し出す。 その大きな手をとる。 二人の片耳でピアスがキラリと光った。 .