「はぁー…」



「ちょっと紗奈!!
今日はあんたの綾貴くんの
大切な日でしょーがっ」



朝からため息をつく私に
隣で喝を入れてくるのは、
幼馴染みの大槻亜咲[オオツキアサ]。



亜咲は、相変わらず
大きな声で話すから、
朝は周りからの視線が痛い。



でも、当の本人は
その事に全く気付いて
なかったりする…(苦笑)