前は…
居たの…??
んじゃ…
元カノは?
だれ──────
「あれはさ…ただのお試しだから。」
振り切るように
言った言葉
私には
すぐ嘘ってわかった
「ねぇ!!今日ダブルデートしない?」
美津子が
そんなコトを発した。
「ダブデ?まぢ~おれ亜美」
「亜美南…一緒に回んない?」
「へ!?いッッいいよ!!」
「まぢかよ~おれこんなくそばば」
「何か?」
「いや…なんでも…」
クスクスと笑える2人の会話。
───────
放課後は
すぐにやって来た。
「どこ行く?」
「カラオケがいいなぁ~」
「んじゃゲーセンね」
「は??おまえ~」
「てへ」
すると
美津子がこちらに来て
耳打ちをした
「あたしら別行動するから!!うまくやんなよ」
「うん!!」
ニッコリ笑顔で答えた。
町をちょっとぶらぶらした
「亜美南…なんかほしいのないの?」
「う~ん…特に…あ!!あれ可愛い!!」
私が指を指した場所
ハローキティの指輪。
「可愛い~買う~」
値札を見た。
「へ!!」
\2500
「たっか!!無理だし」
ちょっと落ち込んで
ベンチに座った。
「俺ちょっと飲み物買ってくっから。何がイイ?」
「CCレモン」
「了解」
そう言うと
隼斗は姿を消した
「はあぁ…」
今頃…
美津子たち…
イチャイチャしてるかなぁ…
キティの指輪…
欲しかった…
ちょっと指を動かす
すると
指に何かが入った
「??」
「はい…」
「あッッこれ…」
キティの指輪…
「イイの?」
「ゴメン…」
「え??」
私が聞き返した同時に
唇が重なった
…え??
なに…
これ…
夢?
「好き」
ストレートッッ…(笑)
「私も…ちょっと気になってて…」
「んじゃ付き合う?(笑)」
「うん」


