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「ん…ぅ…」

携帯のアラームを止める
私の朝の始まり


「ふぁぁ…ねむ~い」

今日は
第一志望だった
高校への入学式


メイクはナチュナルに
スカートもちょっと膝上。髪型はユル巻きにした。


朝食は
小学生の頃から
決まってパンだった

「おはよう」

「おはよう亜美南。」

私 筱風 亜美南
高校1年生

「メイク。ちょっと濃くない?」

「いいもん」

お姉ちゃんの
筱風 真由
20歳で大学生

私はサクッと
トーストにかぶり付いた

「今日帰りは何時ごろ?」

「う~ん…4時かな」

「早めに帰ってきてよ?」

「わかってる!!あっもう30分だから行くね♪」

「気を付けてね」

「うん!!いってきます」


ガチャン

「亜美南おはよ!!」

「ごめーん…待った?」

「あたし今来たところだから」


友達

中川 美津子
中学から仲良くて
高校も同じにした


私達は
自転車に乗って
話し出した

「イケメンいるかなぁ…」

「さぁ…うちらが行く学校だしいないんじゃない?(笑)」

「なにそれぇ~」


そんな話をしている
私達の横を
男の子が通りすぎた


なんだろ…
なんか…
ドキドキした…