恋愛非常口


泣きつかれたのか、僕は寝ていた。
無意識に起きた僕は
ベッドから出ずに、窓から外を見る。
颯斗は笑っているのだろうか…



不幸はまだ終わらない。



夕方、母さんに
「ご飯くらい食べときなさい」
と言われ、ようやくベッドを出る。

初めての静かな夕食、
忘れられない夜になってしまう。

食べ終えた頃には
外は真っ暗になっていた。


ぷるるるる…
不吉な電話のベルが鳴り響いた。