いっちょまえに
指輪はめてたから投げ捨てたこと。
それは彼女とお揃いのものだったこと。
どうせすぐ捨てる女だろ?
というとキレてきたこと。
そういう内容だった。

…明らかに颯斗が悪い。

「きっと…駿、川で指輪探してるんじゃない?」

「ばーか!んなわけない」

軽く返事をする颯斗にむかつく。

「駿は友達なんだろ?気持ちくらい分かってやれよ」

だけど僕の言葉を無視し
颯斗は帰ってしまった。

いつからだろう…
優しい颯斗はどこにいったのかな…