恋愛非常口


だんだん涼しくなってきた。
時計を見ると4時半を回っている。
さっきの広場に5時までに戻らなきゃ。

「もう、行かなきゃだよ」

そういえば班長だったな僕。

「行きますか」

みんなは立ち上がる。
そして元来た道を歩き出す。

くだらない話だったけど
すごい盛り上がったし楽しかったな。

先生の話が終わり
次は6班から帰りだす。

「今日は楽しかったな!」

みんなの笑顔が
夕日に照らされて眩しい。

一度学校に戻り
それぞれみんな帰宅していく。


「なあ美菜子?」

帰ろうとする美菜子を呼び止める。

「ん?なに?」

ドクッ…ドクッ…

「あの…ちょっといいかな」

ドクッドクッドクッ…

「え…うん…」

美菜子は察したように見えた。

「俺、伝えたいことがあるんだ」

「うん」

「あのな…俺美菜子のことが」

次の言葉を待つ美菜子。
そして…

「…す」