目的地に着くと
女子は昼飯の準備を始める。
僕と颯斗は火をおこす。
マッチは支給されてるから
苦労はしないと思ったけど
なかなか火がつくものが見つからない。
そんなとき颯斗は勝負を仕掛ける。
「先に火おこした方が勝ちな!」
僕もやる気になる。
「よっしゃ!」
2人で必死に探す。
そんな姿を、美菜子は
どう見ていたんだろう。
先に火をつけたのは僕だった。
先生たちが薪をバラまいていたらしく
簡単な場所にあった。
颯斗の悔しがる姿に僕は笑った。
これから、告白できるかな…
ご飯を炊きながら思う。
燃え盛る炎の明るさとは裏腹に
迫っている闇に気付くはずもない僕は
5人で仲良く話す。
この日の別れ際に
僕は告白を決意していた。


