恋愛非常口


授業が始まると
自己紹介のせいか
先生の質問は決まって
僕に当たる。期待されてるのか?
そんな授業にうんざりの僕だけど
ウケて美菜子が笑ってくれると
やっぱり嬉しいからね、うん。

6時間目に学級活動、学活があった。
内容は近々行われるクラス親睦会の
班決めだった。

もちろんこれは大チャンスだよな。
班は5人で1つ。
颯斗を入れるかどうか迷った。
男友達って今んとこ颯斗だけだからな…

「美菜子誰か決まってる?」

僕は積極的に話しかけた。

「女子で私含めて3人決まってるよっ」

「ならさ、俺と颯斗入れてくれよ!」

颯斗もライバルなんだし
僕はやっぱり颯斗を入れたかった。
美菜子は一瞬
迷った顔をしたけど
「いいよ」って答えてくれた。

「颯斗っ。美菜子たちの班になったよ!」

「は?馬鹿野郎が」

そう言って
颯斗は少し頬を染める。
まだ好きなんだろうな。
まあ俺に挑戦状しかけてきたし
僕だってやってやるよ。

僕は誓った。
この親睦会で美菜子に告白する、と。