恋愛非常口


その次の日
颯斗は普通に接してきた。

「お前美菜子ともっと話せよっ!勝負になんねーだろ」

「緊張するもん」

「女々しいな、まったく」

良かった。颯斗との仲が崩れてなくて。
内心不安だったんだ。

「とりあえず何か話題つくって話してこいよっ」

「え?あ…うん」

話題って…
ないよ、そんなの…
だけど、ふと前を見ると
そこには美菜子が立っていたんだ。

「おはよっ昂史くん」

「おっ…おはよ…」

「なに?動揺してんの?」

「しっ、してねーよ!」

2人は笑い合った。

「昨日はごめんねっ」

「俺の方こそごめんな」

あ、僕。
普通に話せてるよ…感動だ。
美菜子は颯斗に視線を向ける。

「颯斗も…これからは友達だからねっ」

「あ?おう」

しかし颯斗は
そっぽを向いて駿のとこへ行く
と僕に伝えて消え去った。

「まったく…颯斗おかしいよ…」

「仕方ないよ。別れたばっかでしょ?」

「そうだけど…」

美菜子はまだ颯斗のことを
好きなんじゃないのかな。
でも僕は負けないよ、もちろん。
美菜子とも話せたし…
いい感じかも!?
美菜子ともっと話したい。
もっと知って、大好きになる。