恋愛非常口


「よぅ昂史」

「な…なんでお前ここが?」

颯斗だった。
友達歴1日の颯斗が
僕の家を知るはずがない。

「お前をつけてきた」

「なんか用なの?」

「俺、美菜子に嘘ついちまった」

それから颯斗は
今日のことを話し出した。
恥ずかしくて優しくできなかったこと
最後に嘘ついてしまったこと
そしてまだ美菜子を大好きなこと

颯斗は話しながら
声を震わせていた。
僕も、嘘なんだろうと思っていた。

「俺のモノマネのせいだよな…ごめんね…」

僕は心から謝ることが
できなかった。
やっぱり、
美菜子が好きだから。