恋愛非常口


ようやく我に帰った僕は
家へ向かった。
颯斗が気になっていた。
家に着いてからも
ベッドに横たわり
まだ颯斗が気になっている。

「お兄ちゃん」

妹の声だ。

「おう。どうした?」

「お友達だよっ」

友達?誰だろう。

「わかった、すぐ行くからお友達に玄関で待っててって言っといて」

「はぁい」

友達を家に呼んだことは
あまりない。
だから誰かさえ予想できない。
とりあえず着替えて
僕は階段を下りた。
まだ頭では、颯斗を気にしていた。