「ベリルさんて料理とかも出来るんだな」

「っていうか。美味いよ」

 ソファに腰掛けながら応えた。

「そうなのか?」

「俺が日本料理好きになったのも、ベリルの料理のせいだもん」

 出された紅茶に口を運ぶ。

「ベリルはアレだから何食べても太らないけど。俺はちゃんとトレーニングしないとまずいだろ。だから、料理して食べさせてくれてたの。元々、料理とか好きだし」

「へえぇ~」

「こちらがベリルのお友達?」

 突然、女性の声が聞こえて2人は振り向いた。