お姫様のガーディアン

「こちらが国王のレリアンサイド王。そして今回、君が警護に就くノエル王女に、近衛のアライア」

 ランカーの紹介に、青年は丁寧に会釈した。

 そんな彼に手のひらを上にして王女たちに示す。

「そして、こちらがノエル様のガードに就くベリル・レジデントです」

「よろしく頼みます」

 少女がニッコリと可愛い笑顔を見せ、右手をすいと差し出した。

「……」

 差し出された青年は、少し眉をひそめてランカーを一瞥する。彼は目で「早くやれ」と指示した。

 少し眉をひそめ、その手を左手で受け止めて甲に軽くキスをする。

 彼の上品な態度と容姿に3人は満足げだが、隣にいるアライアという青年だけはふてくされていた。