私は満面の笑みでスプーンをゆっくりとばぶーに近づけます。


「おいしいよ~~ぅ?」


大人的には美味しいかと言われたらそうでもない味気ないものなのは百も承知!

ですがそんな事を悟らせないように頑張るママな私。

本に書いてあった通りにスプーンで下唇をチョンチョンとつついてみました。

すると!
ばぶーの第一の門(口ともいう)が開いたではありませんか!

いけるぞ!

私は笑顔をキープしたままばぶーの口の中へゆっくりとスプーンに乗ってる米がゆ一名様をご案内。

ばぶーがパクリとスプーンを咥え、米がゆ様が見事ご入室されました!


「お、おいしい?」


美味しいと言えるわけないけど、ニッコリと笑ってくれるのを期待してばぶーの反応を待つ私。


し か し。


ばぶーの眉根が寄っている!!

「アンタ、あたしの口に何入れたの」と言わんばかりの怪訝そうな表情ですよ。

やばいんじゃないかと思いました。