トントンッー

担任の肩を叩いた。


「おはよう!!今日は休みかと思った」


「………………。」


「どうしたの?」



あたしの目には涙が溜まっていた。


《声……出なくなっちゃった…》


紙に書いた。


「えっ……とにかく保健室行こう――」


そう言うと担任はあたしの手を掴み、保健室へと向かった。