冬休み――


あたしは1人花屋に居た。


今日は中学3年の時に死んだおじいちゃんの命日だから。



家に帰ると、誰も居なくて


ーあ…置いてかれたんだな…ーって確信した。


ーおじいちゃん…花買って来たよ…キレイでしょ…??ー



空を見上げるとおじいちゃんの声が聞こえそうな気がした。