二人は廊下を突き当たりまで行くと、再び上へ上がる階段を見つけた。


走って駆け上がる二人。六階へ着くと、再び廊下が広がる。


走る二人。と、そこへ、モンスターが立ち憚った。二体いる。人形兵士だ。


「邪魔だ!」


拓馬はそう叫ぶと同時に、走りながら剣を振った。


二体の人形兵士は、真っ二つになった。


右手にすぐ、上へとつながる階段を見つける竜太。


「拓馬、階段があるぞ!」


二人はその階段を上がると、七階に到着した。


再び、廊下が真っ直ぐに広がる。


「何階まであるんだよ!」


「おい、拓馬!拓馬!」


走る拓馬を呼び止める竜太。


廊下のわき道に、一本の通路を発見した竜太。


「ここ……なんか、気にならねぇか?」


「……確かに」


気になった二人は、わき道に入った。


わき道を抜けると、そこには、大広間があった。


突き当たりに大きな扉があり、扉の左右にはソルジャーが立っている。


「おい、まさか……」


拓馬が言う。


「ああ……おそらく、あれだな……」


竜太が言った。