歯をくいしばり、倒れたソルジャーを見る拓馬。


そのとき、五階には六体のモンスターが到着した。


そのうち三体は人形兵士、あとの三体は大きな鎧を着て斧を持つ、ウォーリアだった。


現れたモンスターを睨みつける拓馬。


「どいつだ……」


モンスターに向かって問いかける拓馬。


「竜太を殺した奴はどいつだって、聞いてんだよ!」


叫ぶと同時に拓馬はモンスター目掛けて大きく切りかかった。


たった一振りで三体の人形兵士、及びウォーリア一体の体を真っ二つに切り裂いた。


その瞬間、ウォーリア二体の斧による攻撃が繰り出された。


ガキン!


拓馬は腕でそれを防御した。


銀の鎧は、あっさりと斧を受け止めた。再び、剣を斜めに振る拓馬。


「死ね!」


拓馬の剣は、一体目のウォーリアの首元から、二体目の腹部を切り裂いた。


あっという間に倒した拓馬は、その場に跪き両手を地面に付けた。