「わかった」


拓馬も、ソルジャーに剣を構えた。


その瞬間、拓馬目掛けて勢いよく剣を振ってきた。速い。しかし、見えない剣速ではない。


拓馬は両手に剣を持つと、それを受けようとした。


「やめろ!拓馬、避けろ!」


「え?」


ソルジャーの剣が、拓馬の剣に当たる。


キン!


ものすごい力だ。手がしびれる。


剣が弾き飛ばされそうになったが、なんとか持ちこたえた。


だが、何度も受けられる攻撃ではなかった。


その衝撃に、まだ手がしびれている。


再び、ソルジャーの剣が拓馬を捕らえようとしている。


「うわっ!」


紙一重で、それをかわす拓馬。


しかし、すぐに次の攻撃が来る。


「くそっ!」


慌ててソルジャーに切りかかる竜太。


剣はソルジャーの背中にヒットした。


キン!


激しい音は鳴ったものの、あまり効いていない。


「ぐわっ!」