「リュシー?」 翌朝。目を覚ました彼は、ぼんやりと宙を眺めていた。リリアの声にも反応しない。 しかし、一瞬、アイスブルーの瞳に意思が走り、 「リリア!」 弾かれたように、リリアの腕を慌てて掴む。 「リリア……リリア!」 リリアの腕を抱き締めて、 「……リリア」 そこでまた虚ろになった。リリアの腕を放さないまま。 「……リュシー……」 ――どうして……どうしてこんな…… ――リュシーが何したっていうのよ……。 ◇◆◇◆◇