すると、橋の下にある河原から、 2匹の猫の声が聞こえた。 「ニャ~…ニャー!!」 まるで、私を呼んでいるかのようで、 しかも聞き覚えのあるような泣き声で。 「もしかして、ナッツ!?」 目の前にいたのは、ナッツと知らないネコ と…それから… 「夕希君、どうしたの?!こんな時間に。」 私は、ナッツを抱きながら聞いた。 何故か、ナッツは知らないネコから視線を離さなかった。 それに、ちょっと目もさみしそうな……