妄想娘と店長さん





『いいって言ったのに…』



「私の気持ちだから受け取って?」



渉くんは、はぁ…とため息を尽きながら

私からプレゼントを受け取る



「開けてみてっ!?」



『…ん』



そういって渉くんは
几帳面に包装紙をめくる



チャリッという音



『キーケース…?』



「うん!渉くん車に乗るしお店の鍵とか、家の鍵あるみたいだったから…気に入った?」



『ありがとな、大事にする』