「寂しく、なりますね…」



なんだかんだ
このバイトは好きだった

渉くん以外の人たちとも
仲良くなれたし…


なにより、
お客さんの喜ぶ顔が好きだった


「モッチー…そんな寂しそうな顔しないでよー」



「はい…今日はいままで以上に頑張りますっ!」



私は、泣きそうになりながらも笑顔で言った



『じゃあ今日も頑張れよ??』



そう言いながら
渉くんは私の頭をポンッてやった



「うん…」