「よかったね、渉」 「お、俺の樹里ちゃんがぁ…悪魔の手に渡ってしまった…」 『悪魔って…というか、晴は樹里を名前で呼ぶな』 …………… 二人共、無言になって俺を見つめる 『なんだよっ…』 「いやぁ…本当にモッチーのこと好きなんだなぁって、なぁ芽依」 芽依も一緒になって ウンウンッて頷く 『好きじゃなきゃ、付き合わないから…だから晴、あんま虐めないでよ?樹里を虐めるのは、俺だけだから』 「わかったよ…でも大切にしてやれよ、モッチー本気だからさ」